墓地に石製の墓標(墓石)を建てるもので、最もポピュラーな形式が石墓です。「○○家之墓」などと書かれた墓石の下で家族が眠る「家墓」と、個人ごとに墓石を建てる「個人墓」があります。墓石のかたちは「和型」と「洋型」に大別できますが、そのどちらにも当てはまらないユニークなものもあります。
その形態を通じて先祖供養の意識を家族で共有できるほか、ほぼ永遠に残る「石」が使われることで、故人や家族が生きた証や、供養の文化を次世代に残せるという特徴があります。
石墓の値段は、総額で100万~200万円くらいが目安。都市部では高く、地方では安い傾向があります。民間霊園、お寺が運営する寺院墓地、公営墓地ともに同じ傾向があります。ちなみに、東京都心の一等地にある都立青山霊園(東京都港区)の場合、2016年度の募集では1区画の永代使用料が約437万~1094万円。石の代金は含まれていないから、総額では大変な金額になります。