産経新聞
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永代供養墓

お墓を建てても継承する人がいないという方が増えるに従って、永代供養墓が増えています。ですが、永代供養墓と一般の墓地の違いはどこにあるのでしょうか? また、永代供養墓といっても様々です。ですから、永代供養墓のタイプや特徴について説明しましょう。

永代供養墓のタイプと広がり

永代供養墓という言葉は最近、新聞広告などでよく目にしますが、この墓のスタイルには明確な定義はありません。
ですが、大きく、
① 永続的に個人スペースに納められるもの
② 小区画に一定期間遺骨を納め、期間が過ぎたあとはほかの人の遺骨と一緒にするもの
③ 最初からほかの人の遺骨と一緒の場所に納めるもの
の3種類に分けられます。

一般的な墓も、継承者がいなくなれば納められた遺骨はほかの人の遺骨と一緒に供養されます。これは「無縁仏」といわれます。一見、永代供養墓の②、③と無縁仏には違いなどないようですが、無縁仏が管理者不明なのに対し、永代供養墓は最初から継承者がいないことを前提にしている上、設置した寺院や自治体が永久に管理してくれるので、その実は大きく違います。


大津市にある「比叡山延暦寺大霊園」の一角にあるのが1985年に整備された「久遠(くおん)墓」です。墓石の大きさは一般的な和型の墓石の1/4。墓石の下にはそれぞれ遺骨が眠っています。そのため、「普通の墓の小型版」にも見えますが、この「久遠墓」こそ「永代供養墓を普及させる大きなきっかけになった」といわれています。前述の①のスタイルに当たります。「久遠墓」に眠れば、霊園に常駐する僧侶が彼岸や盆の法要や命日供養をしてくれます。

永代供養墓の普及は1990年前後といわれています。有名なところでは、89年に妙光寺(新潟市)に「安隠廟(あんのんびょう)」が、90年にすがも平和霊苑(東京都豊島区)に「もやいの碑」が生まれました。いずれも多くの人が契約し、人気となっています。「安穏廟」は前述②のスタイル、「もやいの碑」は③のスタイルです。最近注目度の高い樹木葬墓地も広義の②、③に分類することができるものが多く、現在の永代供養墓はこの2つのスタイルが主流になっています。

永代供養墓は寺院だけでなく公営墓地にも広がっている。93年に横浜市港北区にある市営日野公園墓地に「合葬式納骨施設」と呼ばれる③スタイルの永代供養墓ができたのを皮切りに、98年には東京都東村山市の都立小平霊園にも③スタイルの「合葬埋蔵施設」が誕生しました。都立霊園ではこのほか、台東区の谷中霊園に②スタイルの「立体埋蔵施設」などがあります。

現在、永代供養墓が全国にどのくらいあるかについての正確な統計はありませんが、1000カ所近くあると思われます。増加が顕著になったのは20000年ごろです。

永代供養墓が増えた背景とメリット

永代供養墓の拡大の背景のひとつとなったのは、子供がいない人の増加です。こうした人が継承を前提としない永代供養墓を求めるのは当然の流れです。

また、子供がいる人に、「墓を継承させることは子供に負担を負わせる」という考えが広がっていることも、永代供養墓の需要を高めています。墓を継承すれば、お墓参りだけでなく、定期的な掃除などの義務を負うことになります。

厚生労働省の意識調査では、継承者がいない人は41.3%、継承者はいるが負担をかけたくない人は23.5%いました。

墓地の継承者の有無

墓の継承に関する意識は女性のほうが薄く、仏壇・墓石・屋内墓園販売の大手「はせがわ」の調査では、「先祖の墓を守るのは子孫の義務だ」と考える男性は41.7%だったのに対し、女性は24.7%です。また、「自分の墓は子孫に守ってもらいたい」と考える男性は20.0%、女性は11.0%でした。

永代供養墓には一般の墓を建てるのに比べて、安価で済むという特徴もあります。一般的に墓を1基建てると200万円程度はかかるといわれています。しかし、全日本墓園協会の横田睦主任研究員の調べでは、永代供養墓の場合は50万~100万円未満が最大ボリュームゾーンになっていて、お手頃感があります。前述のスタイルの③は特にリーズナブルです。

ただ、永代供養墓は、世に出てからまだ時間がたっていないだけに、選ぶポイントなどは明確になっていません。永代供養墓の購入を考えている人は、それぞれの特徴を把握して、自分に合ったお墓を見つけましょう。


*「選び前に知りたい7つのポイント」もご参照ください。