よくあるご質問

墓の種類 ~タイプと特徴、値段の目安を知りたい~

石の値段はどうして差があるの

お墓の値段を決める要素のひとつが「石の産地」です。外国産なのか、国産なのかで変わるりますし、同じ国産でも産地や品質によって大きく変わってきます。国産人気が高い一方で、中国産を中心とする輸入石材は5割以上、地域よっては9割近くを占めているといわれています。

国産墓石の最高級ブランドのひとつが庵治(あじ)石です。高松市の庵治、牟礼両町で採れる花崗岩(御影石)で、きめが細かく(結晶が小さい)、光沢があり、硬度が高いことから「花崗岩のダイヤモンド」と例えられるほどの人気を得ていまう。硬度の高さは、吸水の少なさにつながるため、高品質の状態が長持ちします。

加工技術、希少性を併せ持つ庵治石でつくったお墓の値段は、約1平方メートルの敷地に石を数段積み重ねる伝統的な和型墓地で、工事費込みで最低でも300万円程度、最高級の「細目石」を使えば数千万円するものもあります。

愛知県の「岡崎御影」、茨城県の「真壁石」「稲田石」といったブランドも有名です。

一方、外国産の石材の特徴は価格の安さです。採掘場が大規模なため大量産出ができることや、採掘・加工に要する人件費の安さが理由。圧倒的に多いのが中国産、ほかにインド産、南アフリカ産も流通しています。

値段を一概に比較することはできないおですが、「同じ大きさのお墓を建てようとすると、安い外国製品は国産製品の半額以下で買えることもしばしばある」という業者の声があります。もちろん例外もあり、国内で産出されにくい黒色の石は、インド産に頼らざるを得ず、安価な国産石材よりも高価になることもあるようです。