2014.06.16
「環境霊園 横浜みどりの森」の大きな特徴は、その名の通り「エコ」を意識した次世代型の設備が整っている点です。霊園入り口にある管理事務所の屋根にソーラーパネルが敷きつめられ、小型の風力発電も設置されています。事務所内の照明には、省電力のLED(発光ダイオード)を使用。霊園内の電力のほとんどを自然エネルギーでまかなえるそうです。
また、二酸化炭素やホルムアルデヒドなどの吸収力が強いといわれている「サンパチェンス」という植物を植栽。園内のごみ捨ての分別を徹底し、枯れた仏花を粉砕して土に返すリサイクルも行っており、環境対策にはずいぶんと力を入れている感じが伝わってきます。
霊園の周辺は緑が豊かです。
霊園入り口に向かう通路横には畑が広がっています。霊園の奥は雑木林で囲まれています。平置きの駐車場にも芝生が敷きつめられ、自然に囲まれた雰囲気を味わえます。
墓所の総区画数は1578区画。1~1.8平方メートルが中心で、それよりも広い区画もあります。墓と墓の間隔を開けた「ゆとり設計」にしています。生け垣がほどこされたスペースや、お墓の周りに低草を植えたスペースなど区画の広さによって分かれています。
管理事務所をはじめ施設全体がバリアフリーの設計となっており、足の不自由な高齢者や車いすでの墓参も安心してできるよう配慮されています。
立地は、国道246号沿いです。東名高速道路の「横浜町田」「横浜青葉」両インターからも近くにあります。国道16号を経由して、首都高速や横浜新道、横浜横須賀道路にもアクセスできます。車での利便性が非常に高い印象でした。
今回は車で訪れましたが、電車でも東急田園都市線「つくし野駅」から徒歩で15分ほどだそうです。霊園では、無料送迎車を用意しており、つくし野、長津田の両駅から電話一本で送り迎えしてくれます。駅からは3~5分くらいで現地にたどり着けるようです。
国道246号を挟んだ斜め向かい側にはバーベキューなども楽しめる遊戯施設「フィールドアスレチック横浜つくし野コース」があり、休日には家族連れで賑わっています。車で足を伸ばせば、「こどもの国」や「よこはま動物園ズーラシア」などの施設にもそれほど時間がかからずにたどり着くことができます。お墓参りした後、家族で楽しくすごせる施設は充実しています。
(石垣良幸)