緑広がる西洋庭園「さいたまメモリアルパーク」（さいたま市西区）

園内はもちろん、霊園の周囲も緑が豊か

　JR京浜東北線「大宮駅」西口からバスに乗り、約12分で最寄りのバス停に到着。緑色のじゅうたんのようにイネの緑が鮮やかな水田の脇を歩いていくと、「さいたまメモリアルパーク」が見えてきます。

　バス通りから一本入ったこの辺りには水田や畑の中に住宅が点在し、静かでのどかな田園地帯が広がっています。

　入り口正面にある建物が管理棟で、アーチ風のデザインが特徴的。管理棟に向かって左側が管理事務所、右側が法要や会食などで使用できるスペースです。こちらはお参りや見学に来られた方が休憩時に利用することもできます。四方に窓があるため、採光は十分で、ドリンクマシンも設置されています。

大半が洋風デザイン墓

緑の芝生が美しい参道

東屋の四隅には植え込みが

　手おけ置き場は墓域入り口付近に２カ所。水場は８カ所あります。

　販売している墓石は大半が洋風デザイン墓です。最近人気があるのは「テラス墓所」。参道から一段高くなっているところに墓石を建てるので、かがまず立ったままで線香や花を供えることができ、「お参りしやすい」と評判だそうです。

　約9700平方メートルの広々とした敷地内の総区画数は1811区画。大型駐車場を完備しており、お盆やお彼岸など参拝者が多数訪れる時期でも駐車できないことはないとのこと。車の出し入れがしやすいよう、ゆったりとしたスペースが確保されています。

　今回は大宮駅からバスを利用しましたが、JR川越線「指扇（さしおうぎ）駅」からもバスが出ています。日中はどちらも１時間に数本程度です。

（深澤真貴）