お菓子の家のような公園墓地「都筑まどか霊園」（横浜市港北区）

真新しく清潔、日当たりもよい都筑まどか霊園

　温泉街として開けた名残でしょうか。にぎやかな商店街が広がる東急東横線「綱島駅前」の東口からタクシーで10分も走ると、窓の外は田園風景に早変わりします。第三京浜道路「都筑インター」近くで、山道をのぼると竹林の中にあいた空間に、お菓子の家のようなかわいらしい「都筑まどか霊園」に到着します。霊園名の「まどか」は「円」。名前にふさわしい霊園です。

管理者が常駐

竹林に囲まれた山腹の霊園

竹林に囲まれた山腹の霊園

　2013年８月開園の真新しい霊園は、隣と両脇10センチずつのスペースを確保したゆとりの墓地が特徴だそうです。

　清潔な印象を受けるのは、新しいからだけではなく、管理者が常駐しているからでしょう。門を入ってすぐに36台が停車できる駐車場と管理棟があります。その管理棟の前に広がる風通しのよい区域、管理棟横の竹林を背景にした区域、そして坂を下りた広々とした区域に計701区画があります。

　いずれも日当たりがよく、足下は平坦です。

目黒から車で約20分

白い建物が事務棟

事務棟１階。外にはウッドデッキ

　購入者は近隣の人が中心です。しかし、都筑インターを降りると１分足らずの立地にあり、実は都心からのアクセスのよさが売りだそうです。

　「東京・自由が丘から直線で10キロ、車なら目黒から約20分。横浜市内の人気外資系家具店より、ひとつ東京寄りのインターです」と霊園側は強調します。周辺の森林から聞こえる野鳥のさえずりが心地よく、都心から近い場所にありながら、都会の喧噪（けんそう）を忘れさせてくれる癒やしの空間が広がっています。

（石井健）