2015.11.16
地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘」駅2番出口を出て、谷町筋を左手に進むとすぐに「太平寺」にたどり着きます。「十三(じゅうさん)まいりの寺」という大きく刻まれた門柱や看板が目印です。
「十三まいり」は「知恵詣り」「知恵貰(もら)い」ともいい、心身が一段と発達する13歳の時に、お寺にまつられている虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)の知恵と仏徳にあやかるためにお参りする行事です。毎年3月(新暦祭)・4月(旧暦祭)には、たくさんの子供たちでにぎわいます。振り袖姿でお参りする女の子やスーツ姿の男の子も多くみられ、とても華やかでほほえましい光景がみられます。
そんな大阪の人々に親しまれている太平寺の歴史は1555(弘治元)年までさかのぼります。このころ、この地には龍翔寺という真言宗のお寺がありました。戦国時代を経て、江戸時代になるころには荒れ寺となっていましたが、350年前の1663(寛文3)年、誾越(ぎんえつ)和尚が復興。曹洞宗の禅寺、護国山太平寺を開山しました。
山門から境内に入ると、本堂右手には「北山不動尊」があります。元禄時代の名医、北山壽安(じゅあん)が万民救済を祈願して即身成仏したとされるところで、石像がまつられています。その霊験は人々の信仰を集め、今もなお病気平癒を願う参拝者が絶えません。
また、山門側に並ぶ茶筅塚(ちゃせんづか)、針塚(はりづか)、筆塚(ふでづか)は技芸上達を願い、毎年2月8日には長年使い慣れ親しんだ茶筅・針や筆の供養に訪れる人々でにぎわいます。
境内墓地は本堂のすぐ右手にあります。北山不動尊の裏手に2013年に新たな区画を整備。墓地に向かう参道は年配の方や車いすの方でも安心のバリアフリー設計になっています。永代使用料は区画の大きさによって78万~312万円。年間の管理費は1万2000円からとなっています。
一方で、核家族化や少子化を背景にお墓を持たない新しい供養のあり方が注目されています。こうしたニーズにこたえるため、2012年に境内桜のすぐ横に桜観音をまつった永代供養墓「久遠廟(くおんびょう)」を建立しました。
地下鉄駅の出口から太平寺の山門が見えるほどアクセスもよく、電車でのお参りも快適です。駐車場も広々としており、安心です。お墓参りの後、子供たちの健やかな成長を祈り、北山不動尊で家族の健康を祈願。さらに地下鉄に乗って、大阪の二大複合商業施設「グランフロント大阪」や「あべのハルカス」まで足を伸ばして、おいしいランチに立ち寄るのもいいかもしれません。
たいへいじ
総額目安 78.0 万円~
区間名 | 面積 | 永代 使用料 |
墓石価格 | 総額 | 年間 管理費 |
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一般墓地 | 0.52 ㎡ | 78.0 万円 | 12,000 円 | ||
一般墓地 | 0.75 ㎡ | 113.0 万円 | 12,000 円 | ||
一般墓地 | 1.11 ㎡ | 167.0 万円 | 14,000 円 | ||
一般墓地 | 1.77 ㎡ | 266.0 万円 | 22,000 円 |
大阪メトロ谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅
電車で |
1:大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から徒歩1分 |
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車で | |
その他 |
名称 | 太平寺 |
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運営区分 | 寺院 |
募集条件 | 伝統仏教 |
埋葬スタイル | 一般墓地 |
所在地 | 大阪市天王寺区夕陽丘町1-1 |
敷地面積/総区画数 | |
開園年 | |
主な設備 | |
駐車場 | |
特色 |