せせらぎ流れる庭園風霊園「メモリアルパーク天空の杜」（さいたま市緑区）

植え込みやオブジェ、壁のデザインなどが庭園風の趣を醸し出している

　最近は公園や庭園のようなデザインを取り入れ、バリアフリーにも対応した霊園が増えているようです。「メモリアルパーク天空の杜」もそんな霊園のひとつです。

　正門をくぐり、右手前方に見える建物が管理棟で、そのすぐ隣が墓域となります。墓域は管理棟のエレベーターで上段に上がった先に広がる「せせらぎ区」と「やすらぎ区」、階段の脇に位置する「ふれあい区」の全３区。総区画数760区画を有する中規模霊園で、38台分の駐車スペースを備えています。

デザインを工夫した墓石

陶板にお気に入りの写真や絵を焼き付けたデザイン墓

碁石を並べた碁盤をモチーフにしたデザイン墓

　デザインに工夫をこらした墓石を取りそろえており、園内には碁石を並べた碁盤をモチーフにした墓石、額縁のように写真をはめ込むタイプのものなど、ユニークな見本墓が展示されています。

　最寄り駅の埼玉高速鉄道線「浦和美園駅」周辺は、2001年に本格的な開発が始まったエリア。現在も区画整理や宅地開発が進められており、新規霊園も続々オープンしています。近郊にはサッカーＪリーグ浦和レッズの本拠地「埼玉スタジアム2002」のほか、見沼自然公園、さぎ山記念公園、大崎公園などの散策スポットが点在しています。霊園の近くに商業施設がありませんが、ショッピングや飲食であれば浦和美園駅近くのイオンモールを利用してもいいでしょう。

　アクセスは、車または電車・バス。バスの場合は、日中の本数が１時間に１本程度と少ないので、事前に調べておきましょう。浦和美園駅からは約１キロの距離にあるので、陽気がいい季節は散策がてら徒歩で行くのも気持ちよさそうです。

（深澤真貴）