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【お墓トレンドレビュー 石墓その1】和型から洋型…そして、デザイン墓へ

2016.10.18

 これまで、お墓といえば四角柱状の「和型」が主流でした。しかし、近年、西欧の墓地にみられるような、板状で背が低い洋風の「洋型」のお墓が増えています。寺院墓地は別として、民間霊園ではすでに「和型」より「洋型」の方が多くなったともいわれています。

 さらに増えつつあるのが、いわゆる「デザイン墓」です。これには、従来タイプのお墓に、ちょっとしたデザイン・意匠を施したものから、とてもお墓とは思えずまるでモニュメントのようなものまでさまざまです。その意味で、ひと口に「デザイン墓」といってもくくり切れないほどバリエーションがありますが、大きくは2つに大別できると思います。

既製品と注文品

 ひとつはレディーメード(既製)の「デザイン墓」であり、もうひとつはオーダーメードの「デザイン墓」です。

 レディーメードは、石材店などがすでに多少デザインを施してユニークさを出した既製品のお墓を選ぶのに対し、オーダーメードは要望を出してそれに応じてオリジナルにデザインして製作してもらうものです。

 レディーメードの場合、ほかにも購入した人がいた場合、同じデザインのお墓がほかにも出てきますが、オーダーメードは世界にひとつのお墓になります。

 いずれにせよ、広い意味で「デザイン墓」といった場合、レディーメード、オーダーメード両方が含まれ、狭い意味でいった場合は、オーダーメードのみという気がします。

 ただ、「デザイン墓石」に加えて、「ニューデザイン墓石」という表現もあり、ニュアンスとしてはそれぞれレディーメードとオーダーメードに対応しているようにも思えますが、業界的にはいずれもはっきりとは定義されずに使われているようです。

上野國光氏

    ◇
 うえの・くにみつ 1956年生まれ。大学を卒業後、電機メーカー勤務などを経て、88年にイオ株式会社を設立、石のギャラリーを中心とした業務を展開する。東京都内を中心に大規模墓地や納骨堂の開発、寺院の活性化のプログラム(寺報発行サポート、墓地管理業務)などの事業に携わっている。


             
  • 上野國光氏
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