産経新聞
0120-789-062 ※受付時間 9:00~20:00 (年中無休) メールでのお問い合わせ お墓探しは、資料請求、見学予約、その他どんなことでもお気軽にご相談ください
0120-789-062 ※受付時間 9:00~20:00 (年中無休) メールでのお問い合わせ
  • トップ
  • ニュース
  • 新しいお墓 増えるペットとの共葬、完売の霊園も 仏教界では教義との兼ね合いを議論

一般記事

ニュースをもっと見る

新しいお墓 増えるペットとの共葬、完売の霊園も 仏教界では教義との兼ね合いを議論

2016.12.15

ペットと共に入ることを前提にしたお墓「ウィズペット」(メモリアルアートの大野屋提供)

 家族のように暮らしているペットが死んだら、自分も一緒に入れるお墓を作りたい。そんな願いにこたえるペット共葬墓地が増えている。通常の霊園では、人間以外の納骨を受け入れていないためだ。一方で仏教界ではペットの供養に関して、教義との兼ね合いをどうするかの議論も起きている。

■通常は共葬NGの墓地が大半

 ペットが死んだ場合、埋葬できる土地を所有していなければ自治体に遺体の引き取りを依頼するか、ペット専用霊園の利用が 一般的だ。人間の遺骨同様に、通常の霊園に納骨しているケースもあるようだが、霊園のルールとしては認めていないところが大半。
 「メモリアルアートの大野屋」が2003年から手がける「ウィズペット」は、ペットとの共葬を前提にした専用の区画を設けた点が特徴。首都圏を中心に全国8か所の霊園と提携し、ペットと共に眠れるお墓を提供している。関西で唯一展開している神戸市の神戸山田霊苑は、05年に販売を開始した77区画がすでに完売。16年3月に86区画を増設した。中央に桜の木を配した明るい景観も好評で、すでに申込みが3割を超える人気ぶりだ。

■契約の中心は50代、一般墓より低め

 一般的な墓石購入者は70代が中心だが、ウィズペットはペットの死に合わせて契約するため50代も多いという。利用者からは「ペット専用霊園だと離れ離れでかわいそう」「残った家族も安心して『その時』を迎えられる」といった感想が寄せられている。現在売出し中の区画はすべて、人間とペットの骨壺を同じ納骨スペースにおさめられる構造になっている。
 ウィズペットのもう一つの特長はなんといっても自由な墓石デザイン。亡くなったペットに似せた犬や猫の置物を置いたり足跡をほりつけたり…。名前も人間同様、墓石にきざんで残すことができる。

■ペットがあの世で待っている

 一緒に入れるペットの種類は、骨壺に入る大きさであれば制限はなく、ペットを先に納骨することはもちろん可能。ペット専用霊園などに納骨している場合でも、骨壺に入っていれば移転できる。ペット共葬に伴う追加料金はなく、各霊園が設定する永代使用料と墓石代となる。
 ペットと共葬できるほかは通常の墓石と変わりなく、飼い主家族にとっては代々の墓となる可能性も。「民間業者が運営するペット専用霊園と違い、ウィズペットはお寺など宗教法人が管理主体なので、先行きの不安なくお墓を建てられる」(メモリアルアートの大野屋)のもポイントだ。

■ペットは極楽往生できるのか

 一方でペットへの手厚い供養が広がることを受けて、宗教界では「ペットは極楽往生できるのか」といった議論が起きている。ペットの火葬や納骨の場面で僧侶が呼ばれることが増えているためだ。
 また、隣接する墓にペットが埋葬された際に、その周囲の墓の持ち主からクレームがでるといったことも起きていることも背景にある。輪廻転生の考えを背景に、人間の魂と、動物の魂を分けて考える感覚が広く浸透しているためだ。
 宗教業界紙の「中外日報」の報道によると、浄土宗では9月に行われた学術大会の場で、ペットをめぐる議論がかわされた。

■同じ宗派でも別れる解釈

 大会では「法然(浄土宗の宗祖)の教えに基づくのなら、動物のままでは、少なくとも順次往生ができない」という立場の発表があった。魂が人間界ではなく動物界などに生まれた場合には、「仏教の教えに巡り合えず、非常に長い間輪廻を繰り返すことになる」と、多くの法語で強調していることなどが根拠になるという。
 一方で、「回向により動物が順次往生できる」ととらえることができる教えもあることを根拠に、「大事にしたペットを亡くされた方に、往生できないというのではなく、法然の法語を用いて順次往生を説くことができるのではないか」という趣旨の主張もあった。
 ペットフード協会によると、ペットとして飼われている犬や猫は全国で約2000万頭。供養は手厚くなる傾向にあり、今後も共葬墓地など埋葬には高い関心が寄せられることは確実。同時に宗教界でも議論もしばらく続きそうだ。


関連リンク

     
  • ペットと共に入ることを前提にしたお墓「ウィズペット」(メモリアルアートの大野屋提供)
  •      
  • ペットと共に入ることを前提にしたお墓「ウィズペット」(メモリアルアートの大野屋提供)

「ソナエ」は、産経新聞社が運営する安心できるお墓探しサイトです。
ご希望のお墓の資料請求や見学予約をしていただけます。
詳細は安心のお墓探しとはをご覧ください。

up.png