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尾を引くマルコス元大統領の「英雄墓地」埋葬問題 フィリピン・副大統領がドゥテルテ大統領に辞表提出

2016.12.08

ドゥテルテ大統領

 フィリピン政権内で故マルコス大統領の亡骸がマニラにある「国立英雄墓地」に埋葬されたことをめぐって、激しい対立が続いている。
 現地からの報道などによると、ロブレド副大統領(52)が12月5日、兼任する閣僚級ポスト(住宅都市開発調整委員会委員長)に関して、ドゥテルテ大統領(71)に辞表を提出した。
 英雄墓地への埋葬を積極的に進めたドゥテルテ氏と意見が異なったことが辞表提出の一因になった。他にも麻薬対策などでも考えに隔たりがあった模様ようだ。ドゥテルテ氏から、「全閣議にもう参加するな」と言われたという。副大統領職にはとどまる。

■「マルコスは最高の大統領」とドゥテルテ氏

 故郷(イロコス)の実家の庭に設けられた霊廟に安置されていたマルコス氏の亡骸は、遺族が英雄墓地への埋葬を希望していたが、長期独裁政権時代を否定的にとらえる歴代政権によって拒否されてきた。

 しかし、「マルコスは最高の大統領だった」と公言してきたドゥテルテ氏が「国民の和解」を理由に9月に英雄墓地への埋葬を決定していた。背景にはドゥテルテ氏の父親がマルコス政権下で閣僚を務めるなど、マルコス氏と近い関係にあったことが影響しているようだ。現在も国内で一定の勢力を持つマルコス家の支持を取り付けたかったという見方もでている。
 

マルコス氏の英雄墓地埋葬に反対する人々(11月、AP)

■「歴史を美化するな」と反対派がデモや提訴

 これに対して、マルコス政権時代の戒厳令下で弾圧された人々が、「歴史を美化するな」などと反発し、差し止めを求め提訴や激しいデモをするなどの騒動になっていた。その後、フィリピン最高裁が11月8日に「英雄墓地」への埋葬を認める決定を出したことを受けて、同月18日に遺族らが出席して埋葬が行われていた。

■大統領と副大統領が異なる見解


 埋葬に際して、ドゥテルテ氏は「反対と賛成の双方が最大限に寛容な姿勢を示し、マルコス元大統領の葬儀を受け入れることを望む」と声明を発表。
一方のロブレド副大統領は埋葬が一般に公開されなかったことを指摘し、「マルコス氏は英雄ではない。もし英雄であれば、遺族は恥ずべき犯罪行為のように埋葬を隠す必要はないだろう」と反発していたが、辞表提出で対立は決定的になった。

 長期独裁政権を作り上げたマルコス氏は、1986年の「ピープルパワー革命」でハワイに亡命したのち89年に死亡。冷凍保存された亡骸は93年に、故郷に戻すという条件付きで帰国していた。


     
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