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お坊さんが持つ、「終活ブーム」への違和感 曹洞宗のお坊さんの研究発表で危惧の声が続々

2016.11.29

終活をテーマに僧侶らの発表がされた

 終活ブーム」について、僧侶らが強い警戒感を持っている。伝統仏教の「曹洞宗」が開いた「終活を考える」と題した研究発表会で、終活について警戒感や危惧を指摘する発表や意見が相次いだ。
発表は11月16日、17日に僧侶を対象に開かれた曹洞宗総合研究センターの学術大会のなかでされた。

■■■ お坊さんの見解についての、ご意見・ご感想は「終活読本ソナエ」編集部 sonae@sankei.co.jp まで。


■ 商業化された葬儀のあり方に疑問

 「『終活』と一地方小都市寺院の現状について」と題した発表をした山形県米沢市、舘山寺の山口賢明副住職は、終活ブームのなかで伝統的な供養のスタイルが「簡素化」されていることを危惧した。
 米沢市周辺では伝統的な通夜・葬儀は3日間をかけてされるのが伝統的だったが、この数年の間に2日間に短縮され、場所も自宅や寺ではなく葬儀会館が選ばれるようになったことを報告した。規模が小さい「家族葬」を選ぶケースが増えており、4割程度が家族葬を選択するなど、終活ブームに起因する簡素化の波が地方へと押し寄せていると指摘した。
 その上で「さまざまな業者が関わった終活ブームのなかで、葬儀に宗教的な意味合いが薄れている」と述べ、終活ブームの後ろにある「終活の商業主義化」への警戒感を示した。「商業化された葬儀をするのではなく、葬儀の意味を学び治すことが大切」と説いた。

■ 宗教の一部だけが〝つまみ食い〟されている

 「『終活ブーム』を通して考える現代教化のあり方」と題した発表をした曹洞宗総合研究センターの関水博道専任研究員は、終活ブームの問題点として、①「オリジナルなもの」「自分らしさ」を求めることが強制されている、②「終活関連業者」「マスコミ」「消費者」の3者のなかで終活のイメージが増幅されているといった点を指摘。
「そのなかにあって、宗教は都合の良いところだけを〝つまみ食い的に〟消費されている」と述べた。
 その上で「現代人が仏教本来の価値観に基づいた安心を持ち、生き方の展望を作り出せるようにしなくてはならない」とした。

■ エンディングノートは生き方を再確認するものに

 大会のなかでは、エンディングノートについても報告があった。
 報告では、現在のエンディングノートが「遺言」「財産分与」「葬儀・供養のスタイル」といった点が強調されている点などを問題点として挙げた。「宗教者としてはエンディングノートには、自己の死を見つめ、生き方を再確認するという方向性の機能を持ってほしい。寺がもっと関わるべきだ」という提案がされた。

 参加者からは、「終活には良いところもあるが、宗教者の立場からみると供養がないがしろにされてしまっている所もある。僧侶の側も、あるべき終活について真剣に考えていく必要がある」といった声が聞かれた。


     
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