母の日参り俳壇　入選作4句決まる

　亡き母との心の絆を詠む、『母の日参り俳壇』の入選作４句が決まり2日、主催する日本香堂から発表された。４句は以下の通り。
　　　▼母の日ひも／母の居りたる／厨（くりや）かな　（東京都　破れ蓮さん）
　　　▼母の字の／ポテサラレシピ／夏始（なつはじめ）　（兵庫県　江國優笑さん）
　　　▼風薫る／母の面影／妻の背に　（岡山県　かじゅるおさん）
　　　▼孫はしゃぐ／母の日参り／からのパフェ　（東京都　遠音さん）
　「母の日参り俳壇」は母の日（5月第2日曜、今年は８日）を機会にして、「〝亡き母との心の絆〟を見つめ直し、母への追慕や感謝を一層深める機会になれば」と日本香堂が企画した。同社では「母の日参り」の趣旨に賛同する企業や団体とともに、毎年「亡き母を偲ぶ手紙コンクール」などの活動を積み重ねてきた。
　今年は、同社提供のTBSラジオ番組｢パンサー向井のふらっと｣内で、番組MCの向井慧さんによって2日、３日の両日にわたって紹介された。335点の作品が寄せられ、向井さん、俳句にまつわる著書もあるフルーツポンチ･村上健志さんが入選作を選んだ。作者の感想などは特設ホームページで読むことができる。（https://hahanohi-mairi.jp/）