2021.05.27
いつか必ずやってくる「そのとき」。みなさんは、どのように看取り、看取られたいですか? 本誌読者と産経iD会員のみなさんに、理想的なお別れについてお尋ねしました。主なご意見をご紹介します。
(イラスト オモチャ)
生前葬
意外に多かったのが、「最後のお別れは生前葬で」という回答でした。「生前葬をやりたい。葬儀用写真を撮りました」(堺市、65歳、男性)といった声です。生前葬とは違いますが、「少し元気があるうちに、大事な人に心から感謝を告げたい」(茨城県、53歳、女性)、「普段から感謝の言葉を伝えたい。お別れのとき間に合わなくても仕方ない」(新潟県、65歳、女性)といった意見もいただきました。
考えたことない
「特に今まで考えたことがなかった」(東京都、60歳、男性)というほか、若い世代では「わからない」という回答も目立ちました。このほか、「好きな音楽を流し、静かに昇っていきたい。あまり騒がれず、静かに眠りたい」(相模原市、79歳、女性)、「黙って看取る」(東京都、84歳、男性)、「そっとしておいてほしい」(大阪市、62歳、男性)など、「静」にこだわる方も多くおられました。
自宅、家族と
やはり「自宅で」「家族に看取られて」という回答が多数を占めました。特に「身内だけで、思い出にひたりながらお別れしたい」(埼玉県、61歳、女性)、「家族がそろったところで、『ありがとう』『さようなら』を言えたらいいです」(宮城県、66歳、男性)など、ご家族との最後の交流を最優先したいという意見が目立ちました。
病院だと最後はどうしても慌ただしくなるからでしょうか。「家族以外の人はいないほうがいい」という声もたくさんありました。
ピンピンコロリ
苦しまずに「ピンピンコロリで」という回答が、特に男性に目立ちました。「連れ合いが朝起きて、私が安らかに死んでいるのをみつける」(兵庫県、72歳、男性)。「自宅の布団で眠るように逝きたい」(横浜市、47歳、男性)。お母さまをがんで亡くされた経験から「眠るように息を引き取るのが理想。苦しみながらだと、家族も辛いです」(東京都、55歳、女性)という声もありました。
ほかにも多数のご意見をいただきました。ありがとうございました。
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