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佐藤浩市が語る 父・三國連太郎の遺志に反して納骨した理由 

2020.03.24

「最後くらい俺の好きにさせろよ、おやじ」

撮影 須佐一心 スタイリスト 喜多尾祥之 衣装 ジョルジオ アルマーニ ヘアメイク 田島沙智子 (六本木美容室)

――昨年(2019年)にお父様、三國連太郎さんの七回忌法要を行ったそうですね

 正直言って、準備は結構大変でした。昔の残っている映像のビデオを見て、編集しながら、どなたにあいさつしてもらうかとか。いざやってみると、みなさんが「非常に良い会だった」とおっしゃって、終わってからそのまま飲みに行かれる方とかね。さっと散会するんじゃなく、話し足りなかったということじゃないですか。「良い会だったんだな。やってよかったな」と思いました。
――三國連太郎さんは散骨を希望しておられたそうですが、長男の佐藤さんはあえてその意に反した、と伺っています
 
 親の希望として「そうしてあげればいいじゃないか」というのは、真っ当な普通の意見としてはあります。でも、残った者として、散骨はできなかった。骨は自分が、うちの息子(俳優の寛一郎さん)もそうだけど、行けるところに置いておくと。正直、三國と長く時間を過ごしたこともなかったですしね。
 三國の故郷の伊豆の松崎(静岡県)というところのお寺に、納骨させていただいています。前からある佐藤家のお墓です。「まあ、お骨くらいはこちらで、そうさせてくれや、おやじ」っていう気持ちですよね。うちには仏壇もありますよ。「俺の好きなようにさせろ」っていう思いですかね。

――お父さまは満足しているでしょうか

 納得してくれよ。あんた好きなことやって生きてきたんだから、最後くらい俺の言うことを聞いたっていいじゃないか、っていう気分ですね。

――七回忌をおやりになって、心境が変わったということはありますか

 それはないですね。人様に言われているほど疎遠だったわけではないし、そんなこと、どう思われていようが構わないですし。それは人が言うことであって。役者だから当たり前だろという距離感の中で、普通のこととしてお互いに発した発言によって、「関係性が良くない」って言われるけど、「ああ普通の人はそういうふうに思うんだな」と。誤解があっても「そういうことじゃないんですよ」って打ち消していくのもくだらないし…。
 一昨年に『楽園』っていう映画を撮影しました。亡き妻を分骨した土地を荒らされる場面があって、荒らされた土地の土を食べるということを、監督に話してやらせてもらいました。
 たまたま七回忌の準備でおやじの昔のフィルムを見ていたら、『襤褸の旗』(1974年、足尾鉱毒事件を告発した田中正造をテーマにした映画)でおやじが土を食ってるんですよね。中1くらいのときに観ていたのですが、覚えていてそれをやろうと思ったわけじゃなくて、そうか、おやじも「襤褸」で土を食ってたんだな、と。

 この話から感じてくれたらいいです。質問されたことすべての答えがここにあると思います。そうか、おやじ『襤褸の旗』で土食ってたなあ、俺も土食っちまったよ、っていう不可思議さをね。真似したわけではなく、そうしたかったからやったということです。不思議なもので、それが演者なのか。演者同士の血なのかと。

――親子と演者の血は一緒なのでしょうか
どうなんでしょうね。もしかしたら、すごく離れているのかもしれないです。不可思議な感じで思わず苦笑するっていう感じですね。

(終活読本ソナエ 2020春号より一部を抜粋) 


     
  • 撮影  須佐一心 スタイリスト  喜多尾祥之 衣装  ジョルジオ アルマーニ ヘアメイク  田島沙智子 (六本木美容室)
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