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ゴールデンエイジを仲間たちと楽しむ 女優・名取裕子さん 

2018.06.28

「仲間と生き、愛犬とともに眠りたい」と語る名取裕子さん

 「2時間ドラマの女王」として知られる女優、名取裕子さん(60)は、一人暮らしを続けるなかで、同世代の仲間たちとの時間を大切にしている。仲間の存在こそが60代から70代の「ゴールデンエイジ」を充実させるカギだという。

 ◆70歳は人生の花盛り
 終活を意識する世代って70歳前後だと思いますが、私はこの世代はまさに「ゴールデンエイジ」だと思っています。平均寿命が延びて、今は80歳になってもかっこいい人がたくさんいます。昔「ロマンスグレー」という言葉がはやりましたが、今のロマンスグレーは80歳ぐらいではないでしょうか。
 70歳ぐらいまでは人生の花盛り。職人さんなら70代、80代は一番いい仕事を残せる時期でしょう。サラリーマンは会社で経験と知識を積み重ねてピークになるのが60歳ごろなのに、そこで定年なんてもったいないと思います。一番実りがあって、これからってときなのに。
 
◆耳に残る父の言葉
 私は14歳のときに母を亡くしました。父はその後再婚して、平成8年に他界するのですが、亡くなる直前に「あの結婚は失敗だった」とつぶやいたんです。
 父の晩年、継母はアルツハイマーの初期症状が出始めて、父の看病ができなかったんです。ですから、私が仕事を終えて父のところへ行き、顔や体を拭いて、お茶を飲ませるなどしていると、気持ちよかったんでしょうね。ふと「失敗だった」という言葉が出たんです。
 多くの人はたとえ失敗したと分かっていても、最終的には「これでよかった」と自分を納得させて旅立つのではないでしょうか。「ああ、失敗しちゃった」と言って亡くなるなんて、人間くさくてとてもチャーミングですよね。
 でも実際には、継母とは25年も仲良く結婚生活を続けてきたわけで、「失敗もあるよ、それを含めて人生だよ」と身をもって教えてくれた気がします。
 ◆お墓も一緒に入ろう
 自宅では、ミニチュアダックスのココ(10歳)と300匹のメダカと一緒に暮らしています。ココは病気なのでご飯を1日5回に分けて与えています。帰宅するとお出迎えしてくれて、台本を読んでいるときなどいつもぴたりと横にくっついています。夜は一緒に寝ています。
 ココは私にとっては4匹目の愛犬です。先に飼っていたブブとタマは京都の西寿寺に埋葬しています。お墓は京都市街が一望できる高台の樹木葬墓地で、撮影所が正面に見え、私が借りているアパートも見えます。昨年4月に19歳でお別れしたジジはまだ納骨できずにいます。
 お寺の庵主様はとてもおおらかな方で、「人間も動物も一緒に入っていいですよ」と言ってくださるので、私もそこに入ろうと思っています。友達に「一緒に入ろうよ」と誘うと、「お風呂じゃないんだから」と笑いながらも、「いいね、一緒に入ろう」と言ってくれます。
 最近は、大学の同級生たちとお芝居や音楽会に行ったり、高校の同級生が着付けを習い始めたから一緒に着物を着て出かけてみたり、犬の仲間たちとメダカを見に行ったりして楽しんでいます。
 一人暮らしでも、同じ物を見て、一緒に旅行して、「これ面白かったよね」と感動を話し合える仲間がいるって本当にすてきなことですよね。そういう人たちを見つけて、いかにゴールデンエイジを楽しむか。病気自慢の話ばかりじゃ、つまらないですものね。
 (「終活読本 ソナエ」春号から)
                    ◇
 〈なとり・ゆうこ〉女優。昭和32年、神奈川県横須賀市生まれ。青山学院大卒。NHK土曜ドラマ「松本清張シリーズ・けものみち」をはじめ松本清張作品に多数主演。また平成4年から続く「法医学教室の事件ファイル」(テレビ朝日系)などに主演し「2時間ドラマの女王」と称される。日本アカデミー賞助演女優賞(7年「マークスの山」)など受賞多数。


     
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