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【西城秀樹さん葬儀】郷ひろみさん弔辞 同じ時代を駆け抜けた「同志」だった  

2018.05.26

 ■同じ世代を駆けた「同志」だった

 これが僕から秀樹に送る最初で最後の手紙になります。
 弔辞。秀樹、五郎、そして僕。新御三家と呼ばれて気がついたら45年以上の月日が流れていました。秀樹、五郎は僕より先にデビューしていて、何も分からず芸能界に飛び込んだ僕は、二人の背中を見て歩んでいくことがやっとでした。
 あのころ毎日のように音楽番組があって、二人が当たり前のようにそばにいて…。でも、僕の中では二人のことをライバルと思ったことは一度もなく、同じ世代を駆け抜けていく「同志」という思いでした。


 ■大病後に、力を振り絞って再会した 

 人は頑張れば、努力すれば、必ずかなうんだ、それを教えてくれたのは二人の存在です。
 あるとき秀樹が40度近い高熱が出たにもかかわらず、ステージを務め、最後は倒れるように歌を歌い上げた。本当にファンの人のことをまず第一に考えて、自分の人生をダイナミックに生きる人なんだなと痛感しました。
 そして今から2年前、2016年、ある雑誌の対談で本当に久しぶりに、秀樹、五郎、僕、新御三家が顔を合わせました。秀樹は大病を患ったにもかかわらず、力を振り絞って、そこに駆けつけ、ひとつひとつの言葉を大切に伝えてくれる。僕はとても心を打たれました。

 ■感謝の気持ちを持って歌い続ける

 残念ながら、それが秀樹を見た最後になってしまいました。あのとき、対談の中で「ここまで歌を続けてきたんだから、感謝という気持ちをもって、これからも歌い続けていこう」。そう締めくくったにもかかわらず、秀樹は天国に行ってしまいました。
 本当に残念です。
 日本中の人々から愛された秀樹の歌、そして笑顔。これはこれからも人々の心の中にしっかりと刻まれていくことでしょう。
 僕は秀樹のことを兄貴というふうに思っていました。というか、まず最初にデビューした五郎が長男で、秀樹が次男、僕が三男。その思いは今でも変わっていません。これからも心の中で秀樹の背中を見て、ずっと歌を歌い続けていきたいと思っています。
 今まで本当にありがとう。そして、安らかに眠ってください。


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