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「日本人のお墓作りはこのままでよいのか」 東京都石材業政治連盟 吉田剛会長が講演

2018.04.11

基調講演する吉田剛会長

有識者らが意見を述べたシンポジウムの

「日本人のお墓作りはこのままでよいのか」と題する公開シンポジウムが4月6日、東京都庁で開かれた。東京都石材業政治連盟の吉田剛会長が基調講演し、続いて儒教研究の第一人者で大阪大学名誉教授の加地伸行氏、エジプト考古学で知られる東日本国際大学学長の吉村作治氏、世界のお墓の比較研究を行う聖徳大学教授の長江曜子教授、歌手で日本歌手協会会長の田辺靖雄氏、東京都議会自民党霊園問題研究会会長の高橋信博氏の5人が現代のお墓事情に関して意見を交換した。

 ■吉田会長の基調講演■

 以前なら「お墓は?」と聞かれると、ほとんどの人が「墓地を買って墓石をたてる」と答えた。それ以外の答えは見当たらなかった。わずか35年前の調査。その後、合葬墓や樹林墓など、さまざまなお墓が出現した。その背景にあるのは、核家族化が進んだことによるお墓意識の希薄化だろう。何でも簡素化を求める社会風潮も要因の一つだ。
 現在、東京都が供給している墓地の8割強が合葬墓、樹林墓、立体施設だ。これは都民の墓地需要に対して、土地、資金が不足しているため、立体化、集約化を図らざるをえなかったというのが実情だが、その結果、都民の間に「行政が勧めるのだから、お墓はこれでいいんだ」という認識が広まり、そこに少子化で承継者がいないために墓じまいをして遺骨を納骨堂、合葬墓に移すという需要が加わり、加速度的に普及した。お墓を持っていない人に、墓地の必要性を質問した2016年の都政モニターアンケートでは、6割が「今後も不要」「わからない」と回答した。このままでは墓地に墓石を建てる人は、早晩、2割以下になると私は思う。
 私は、お墓の集約化、立体化に全面反対しているのではない。東京都の墓地行政にクレームをつけるつもりもない。しかし、お墓は人間が太古の昔から建ててきたもの。いわば人間の証、日本人の心のありか、先祖崇拝の原点だ。本当にこのままお墓の簡素化が進んでいいのだろうか。それは日本人の精神文化、供養文化が衰退していくことではないだろうか。
 お墓は人が人として正しく生きていくために必要不可欠なものだ。そのお墓は墓石を建てるお墓でなくてはならない。なぜか?
 墓前では子供も手を合わせる。それは親が「おまえが今日あるのは、ご先祖様のおかげだよ」と教えたからだろう。私も小さいころ「人が見ていないからって悪いことをしちゃだめだぞ。ご先祖様が見ているぞ」とお墓の前で何度も言われたことを覚えている。これが情操教育というものだ。
 お墓は思いを語る場所だ。大勢が眠る樹林墓や合葬墓の前で、子供たちに正しい生き方を語れるだろうか。こうして先祖崇拝の心が失われ、先祖や親を敬わない、命を大切にしない日本人が増えていくのではないか。私はそれを心配している。


     
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