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【らしさのある葬儀】気象キャスター 倉嶋厚さん 天気予報のスタイルを一新

2017.12.30

倉嶋厚さんの遺影から

 大きな天気図の前に立ち、身ぶり手ぶりで天気の変化を語る往年の姿が、祭壇横のスクリーンに映し出された。ベテラン気象キャスターでウェザーマップ社長の森朗さん(58)は「昔の天気予報はツールが少ないから、天気図1枚をもとに長い時間しゃべるしかない。だが、このアナログ的な動きから、伝えようという気持ちが伝わってくる」と、迫力に押され気味だ。NHK国際放送で世界の天気を担当する森さやかさんも「まるで海外の気象キャスターのようですね」と賛嘆する。
 
 「偲ぶ会」の会場はホテル最上階(47階)の「あおぞら」と名づけられた一室。発起人の一人でフリーアナウンサーの石井和子さん(72)が、「空に近い、この場所が先生にふさわしい」と決めた。
 
 気象庁で主任予報官、鹿児島地方気象台長などを歴任し、定年退職後の1984年からNHK「ニュースセンター9時」などで気象キャスターとして活躍。穏やかな口調でお茶の間に語りかけ、天気予報解説のスタイルを大きく変えた。
「熱帯夜」という用語をつくったことでも知られる。気象庁の後輩、青木孝さん(71)は「夏の季節風、いわゆるモンスーンをきちんと調べて論文を発表していた。熱帯夜も学問的に夏の季節風を研究されたうえで、できた言葉」と紹介した。

 気象キャスターとして活躍していたころ、俳句を紹介しながら日本の季節感を語っていたが、数々のエッセーでは、気象学の見地から、俳句や歳時記、日本の風土、文化を考察した。気象技術官養成所(現在の気象大学校)の同期だった増田善信さん(94)は「養成所時代は月に1、2度、寮の夕食後に市電を乗り継いで文京区にあった俳句の先生の家に2人で出向き、花鳥風月を競い合った。それが下地となったのではないか」と振り返った。

 97年に妻に先立たれ、喪失感からうつ病に苦しんだ。何度も自殺衝動に駆られた。その経緯は、自著『やまない雨はない』に切々とつづられている。増田さんは「天国で、相思相愛だった奥さまと思い出を語り合い、ゆっくり休んでいただきたい」とお別れの言葉を述べた。2017年11月4日 東京都新宿区の京王プラザホテルで「偲ぶ会」

 ◇倉嶋厚氏(くらしま・あつし=気象キャスター、エッセイスト)2017年8月3日、腎盂がんのため死去。93歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主はおい、小堀文明(こぼり・ふみあき)氏。


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