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愛媛県特産「河内晩柑」果皮に認知症予防効果 機能性成分オーラプテン 来年飲料として販売

2017.11.25

和製グレープフルーツとも呼ばれる「河内晩柑」とジュースの試作品

会見する古川美子・松山大学教授(中央)ら

 柑橘類の果皮などに含まれる機能性成分オーラプテンに認知症を予防する効果があることが、愛媛県、松山大、愛媛大の共同研究で明らかになった。同県などは「えひめ飲料」と共同で、オーラプテンを多く含む河内晩柑の果皮を使った果汁飲料を開発。果汁や製法に関する特許を申請し、販売に乗り出す。
 河内晩柑は、和製グレープフルーツとも呼ばれるザボンの仲間で、愛媛県で年間約6000トン、全国の6割以上が収穫される特産品。松山大薬学部の天倉吉章教授が、さまざまな柑橘類の果皮に含まれる成分を調べたところ、オーラプテンの含有量は、比較的多いとされてきた八朔の約3倍、グレープフルーツの約4倍も含まれていた。
 同学部の古川美子教授がマウスを使ってオーラプテンの機能を調べたところ、脳内におけるミクログリアと呼ばれる細胞の活性を抑制することが分かった。ミクログリアは炎症に反応して活性化し、変性した神経細胞を除去する働きがある。しかしミクログリアの過剰な活性や活性の長期化は、周辺の正常な神経細胞も除去してしまうことから、ミクログリアの活性のコントロールが神経細胞の保護につながるという。
 さらに古川教授が、脳虚血状態にしたマウスにオーラプテンを投与したところ、正常神経細胞は有意に残留数が増えることを確認。また炎症を起こしたマウスに投与すると、行動が活発化する一方で、学習能力の向上も見られたという。
 そこで愛媛大医学部の伊賀瀬道也特任教授が、同付属病院の抗加齢ドック受診者の中から明らかな認知症の傾向がない人に、オーラプテン6ミリグラムを含む飲料を6カ月間飲んでもらったところ、「10単語想起テスト」などの認知症検査で、オーラプテンをほとんど含まない飲料を飲んだ人はテストの成績が平均2.4点の低下が見られたのに対し、6ミリグラムのオーラプテンを含む飲料を飲み続けた人は平均6.3点の上昇が見られたという。
 こうした成果をもとに、同県と「ポンジュース」で知られるえひめ飲料は、河内晩柑を使用したジュースを開発。このジュースは果皮に含まれるオーラプテンを引き出すため、果皮をペースト化して果汁と混合。果皮が入ったことで強くなったねっとり感や苦みを抑えるよう、香りや舌触り、味などを調整し、飲みやすく仕上げたという。飲料は今後、さらに味などを調整して飲みやすさを改良し、機能性表示食品として製品化を目指す。えひめ飲料の山本卓治常務は「来年には商品化し、機能性表示食品としての認可を受けたい」と話している。


     
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