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お墓もフリースタイル、石のカワサキZXR 故人らしさ反映

2017.10.26

精巧に作られた石のバイク。バイク事故で亡くなった男性の墓前のモニュメントだった

 墓石や石製品の販売・加工を手がける「大阪石材工業」(本社・大阪府東大阪市)南大阪店(同府富田林市)の前に展示された「石のバイク」が話題を呼んでいる。バイク好きだった男性の墓前にかつて飾られていたモニュメント。「墓は決まった姿でなくてもいい」。ここ20~30年でそんな価値観や感覚が広がり、故人の思いを反映したさまざまな形状の墓石が作られ、「お墓デザインコンテスト」も行われているという。(藤崎真生)
■「石のバイク」
 「石のバイク」のモデルはカワサキの「ZXR」シリーズ。長さ約2㍍、高さ約1・1㍍、幅約60㌢。大阪石材工業南大阪店の店長、安達裕樹さん(35)によると、約20年前に制作。バイク事故で亡くなった男性の母親との話し合いが始まりだった。
 事故でバイクは大破したものの男性の友人らの努力で復元され、故人の仏壇前に飾られていた。当時の同社担当者が「バイクの(石の)モニュメントを作れば故人も喜ばれるでしょうね」と男性の母親に話したところ、制作が決まった。
 作る上で心がけたのは本物の姿に近づけること。実物を写真で撮影してイメージを描いた。ハンドル部分は折れないよう成形に細心の注意を払いながら、メーターやナンバープレート、車体にはられたステッカーなどの細部まで再現した。
 完成後、富田林市内の男性の墓の前に飾られてきたが、遺族側の事情で昨年、墓じまいをすることが決まったため、同店前で展示されることに。バイクのツーリング客が毎日のように見物に訪れるといい、地域の「名所」となりつつある。
■多種多様な墓石の形
 現在はチェッカーフラッグやモニュメントなど、多種多様な姿の墓石が全国各地に存在している。
 全国の石材店でつくる一般社団法人「全国優良石材店の会」(全優石)=東京=の担当者は「お墓は『遺された方』のもの。『決まった姿でなくてもいい』という感覚が20~30年前に現れ始めた」と説明。「在りし日の姿」をイメージできる墓を作る流れが、特にこの年ほどで活発になっているという。
 全優石は、約25年前からさまざまな思いを形にした墓の姿を伝える「想いを込めたお墓デザインコンテスト」を実施。これまで多種多様な墓が受賞している。
 レースのチェッカーフラッグをかたどった墓は、レーシングライダーだった男性のもので、遺族が「人生のゴール」という意味を込めて制作した。
 故人の言葉に従って建てられたラグビーボール型の墓石も。養鶏業を営む一家の墓石は、家業にちなんだ卵型。リンゴが好きだったという故人はリンゴ型の墓石に。音楽好きだった夫のために作られたピアノ型の墓石もある。
 全優石は「墓は供養の場であるとともに、残された人の『心の癒やしの場』でもある」と強調。「『故人らしい墓』を作る考えが日本人の間に根づき始めている」と分析している。


     
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